看護師の平均睡眠時間

Japan Nurses' Health Study(対象:30歳以上の女性看護師4万人)という看護師を対象にした調査結果によると、看護師全体の平均睡眠時間は平均6.4時間程度である。
一方、国民の平均睡眠時間は、総務省統計局2006年版(社会生活基本調査)にると、男性は7時間40分、女性は7時間30分で、国民の1週間の平均睡眠時間は7時間35分でした。
年齢別で見ると、40歳代までの年齢で睡眠時間が短く、またどの年代でも男性より女性の方が睡眠時間が短いことがわかりました。従って看護師の平均睡眠時間は全国平均と比較して、1時間弱短いことになります。一般的に成人の睡眠時間は6~7時間で十分と言われています。
問題は睡眠の質が重要で、一日3時間~4時間で十分な人もいれば、9時間以上眠らないと満足しない人もいます。要は日中眠気が無く、シッカリ活動していけるだけの睡眠を取れているかの問題です。
看護師の場合、睡眠の質について色々の不利な要素があるといえます。
例えば交制勤務のため寝る時間帯が不規則であったり、夜勤のため昼に睡眠を取ったりして、睡眠の質を高めるためには大きな障害になっています。睡眠不足や慢性的疲労により健康障害を引き起こすことにもなりかねません。十分な休養と睡眠の確保は看護師にとって最重要課題になっています。
 

 看護師の喫煙

日本看護師協会が2006年に行なった意識調査によると、看護師の喫煙率は全体で19.8%(女性看護師で18.5%、男性看護師で54.6%)でした。
2001年の調査では、全体的に減少傾向にあり、特に20歳代において、大幅な低下がみられました。
一般の場合はどうか。厚生労働省の2008年版「国民健康・栄養調査」によると、喫煙率は21.8%で内訳は男性36.8%、女性9.2%である。全体として減少はしているが、女性の場合、男性よりはるかに低い数値だが、微増している。特に20歳代と30歳代の若年層の喫煙率が急増しています。
看護職の方が国民全体より喫煙率が高いという結果は、健康に対する意識も高く、専門知識もあるはずなので意外である。タバコを吸いたくなる理由として、最も多かったのが、「イライラしたとき」がトップで62.8%、次いで「お酒を飲んだとき」が55.6%などでした。
また喫煙している看護師にも禁煙の意思あり、「この1ヶ月以内に禁煙する予定」と回答している者は5.3%、「この6ヶ月以内に禁煙を考えている」と答えた人が18.6%いました。

 看護師のストレス

現代社会は「ストレス社会」といわれるように、私たちは少なからず仕事や将来に対し不安を抱えています。周囲を見渡せば情報が氾濫し、時間に追われ、複雑な人間関係を巧みに乗り越えて生きています。厚生労働省の2007年版(労働者健康状況調査)によると、「仕事、職業や生活に関して強い不安、悩み、ストレスがある。」と答えた人は全体の58%と過半数を超えています。
特に多かった回答は「職場の人間関係」で39%、女性だけみれば51%を占めています。
看護師についての調査は「勤務条件と職業性ストレスおよび疲労蓄積との関連」の中で、仕事での不安、悩み、ストレスについて「いつも感じる」「やや感じる」と答えた人は88.7%と高い水準にありました。
看護師は職業柄、人の生命や健康に関わる仕事に携わり、ストレスを上手に解消することは、看護師個人の利益にとどまらないということです。セルフケアの方法は人によって様々ですが、お酒を飲みに行ったり、エステ、旅行など色々あります。
要するに自分自身のストレスを認識し、上手にケアすること ことが大切です。「セルフケア」は、自分自身の健康について、自己管理することであり、心身両面から健康管理を行うことが重要です。

健康のために普段行っていることの内容別労働者の割合(複数回答)(%)
(厚生労働省:平成19年 労働者健康状況調査より)